とんちきな格好


以前読んだ小説の中に、
「玄人がなんつーとんちきな格好してやがるっ!!」
っていうシーンがあって、
「あ、そうだこれだ、とんちきだ、」
と思ったのでした。

なんの話かって、そりゃ、
時折私がやる頭おかしい感じの組み合わせの服装ですよ。

こう、正統派のお洒落ではなくて、
「何がどうしてそうなった」
っていう、イロモノぎりぎりの格好を定期的にしないともやもやするのでね、ね。
「頭おかしい」でも近いけど決定的じゃない、
「クレイジィ」もちょっと違うし、
うん、あのさじ加減は「とんちき」が良く似合う気がします。

で、昨日はそんなとんちきな格好して、
浅草でいつものTさんと遊んできました。
第一声は「風呂敷みたいな人がいる」でした。(爆)
和柄のワンピースとカットソーに、
古着屋で買った着物羽織に手を加えた上着に南米の飾り紐、
足元は黒のぴかぴか革靴!
この辺の組み合わせをやらかすことについて、
もともと好きな挙句に森村泰昌が更に背中を押したのは間違いありません。(笑)

ホッピー横丁で昼間酒ぐびり。
ぶらぶら歩いて浅草寺や仲見世冷やかして、
夕方にはそそくさと神谷バーへ。

そこそこ人は入っていて、
空いてる席が、おう、あったあった、相席よろしいですか。

これがめちゃめちゃ楽しかった。
いやまぁいつものことだけどいつもに輪をかけて楽しかった。
神谷バーの重鎮お二人と、京都から来ていた方が一人。
ぐだぐだだらだら話しまくりました。

京都からの方とは高円寺や池袋の話になったり、
重鎮の片方の方には何だか異様なまでに惚れこまれてしまい、
七十路の方と艶話するって何という谷崎臭。

「ヲイ、チョット上着ヲハダケテミセテヲクレ」
「アラアラコンナ感ジデヨロシイカシラ」
「オ前サンハ靴マデ流石ダネェ、シカシ銀座ニ行クニハヒィルガナイトナ」
「当タリ前デショ、銀座ニ行クンナラトビッキリノヒィルニシナイト」

……瘋癲老人日記だ、これ……。
割と実の会話そのまま引き写しなんですが。
しかし、靴にまで気が回るとは流石浅草っ子、粋ですな。

そんなこんなで随分奢ってもらってしまいました。
時々、自分が果たしてどれだけ奢られてきているのか不思議に思います。


ところで話は戻って「とんちきな格好」、
これがまた不思議なことに、
高齢の方にめちゃめちゃ受けがいいのです。

同級生や多少上くらいだと
「うわ、すごい恰好してる(良くも悪くも)」
っていう反応なのですが、
ご年配の方々からはやたらと好評で、
ある意味ご年配の方の方がパンクなのかしらん、
とか思います。
駅とか電車内とか劇場とかで、
突如話しかけられるので結構びっくりしますw

私がピアス開けるって時(ちなみに高1)、
両親は止めたけど祖母たちはむしろ
「お洒落のためなんだしいいじゃない」
くらいだったしなぁ……(笑)
両祖母とも着道楽だったから理解があったのかもですが。


そんなこんなで何だか何処に行ってもご年配の方に可愛がられ、
父宣いて曰く、
「お前ほんと天性のジジババキラーだからな」。
んー。
遺産目当てと勘違いされないようにしないと。(笑)
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2017-04-25 : 日々雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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匿名不在一市民


初めて聞いた時、
あまりの自縄自縛っぷりに度肝を抜かれた話があります。

サスペンス映画か何かに影響されたのでしょうか、
「自分が冤罪を蒙った時、アリバイが証明できないとまずい」
と思ったと。
そこまではまぁ分かります。

問題はそこからで、
ありとあらゆる瞬間に
「自分が今ここにいたという証明を出来ないとまずい」
という考え方に至ってしまい、
やたらとレシートをとっておくのは勿論、
周りの人に無駄に時間を聞いたりとかしてたとのこと。
他にも物凄い徹底していたのですが、
被害妄想とオブセッションの織り成すアンサンブルに、
正気でついていけなかったので正直細部は覚えてません。
(注:小説で聞いた話とかではなく、実際にやっていたという人から聞いた話)

とにかく、パズル寄り推理小説で出てくるような、
行動タイムテーブルに水を漏らす隙も作らないように生活していたという、
気色悪い話です。


私はむしろ真逆で、
仕事とか知人絡みならともかく、
出来うる限りアリバイとか聞かれても立証できない方がいいです。
立証できないのが望みではなく、
「何月何日の何時にはここにいて何をしていて、
 その後こういうことがあって」
という記録や赤の他人の記憶があるのが割と嫌だからです。

正直、仕事でもお客さんから私個人を認識されるより、
「店員A」
的な覚えられ方をしている方がいいのですが、
他人の記憶を弄れない以上それにも無理があります。

名前のつかない、
連続性の無いただの一般市民として影のように揺蕩う時間が欲しいんですよーぅ。

「リトル・グレイ・マン」
がある種の理想なのですが、
「それほどお前とかけ離れた概念ねぇよ」
と言われるのが悲しいところです。

こうなると個人的信条の、
「加齢は個を薄める」
に希望を託すしかないのですが、
んーーーーー、検証できるの何年後なんでしょうかねこれ…………。(苦笑)

(本日の記事は幾つかの作家の作品をリスペクトしています)
2017-04-22 : 散思考 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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大いなる遺産


うちの家族は全員お金の貯まらないタイプなので、
先々の心配は、
「た、頼むから土地の整理だけ早くやってくれ………!!!」
だけです。

父方は謎の土地があったり伯母(というか義伯父)が別荘持ちだったり、
母方はそもそも祖父が亡くなってからも登記簿いじってないとか言うし……。


そんな訳で財産分与とかはそもそも分ける相手もいないし額も大して無い筈ですが、
私のところに転がり込んで来る予定のものは色々あります。

古いレコードや美術展の図録に絵画いくつか(父)、
厳選された映画のDVDにシルバーアクセサリーや服飾雑貨や食器(母)。

事実上すでに貰っている物置二つ分の本は、
しかし物置が歪んで開きません(泣)
中身は私と父による厳選のあれこれです。

「物より思い出」
というキャッチコピーがありますが、
我が家では
「金よりセンス」
が相続予定。

家族全員、
物にまみれて生活してるからなぁ…………。
地震が来たら誰が押し潰されてもおかしくないので。(笑)

そういや両祖母からも着物や小物を貰ってる訳で、
統一感すごいなぁと思います。
2017-04-18 : 日々雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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ある意味公認


父や母と遊ぶたんびに、高確率で
「またお前(あんた)そんな派手なカッコして……」
と呆れられます。

いや、別にわざわざ派手なカッコしてる訳じゃないんですが、
仕事柄普段私服を着られないので、
休みの日くらいは職場に着て行かない服を着たいだけなんですよ。
まぁ、適当に選んだら気に食わなくて、
コーディネート組み換えまくった結果派手になったりはしますけど。

ところで、
「派手なカッコして……」
ってツッコんでくる割に、
両親とも色々妙な服をくれます。

父親から貰った服には、
つつじ色の似非別珍のジャケットや革のコートや革のズボン、
母親からは毛皮のショールやら羽のショールっぽい羽織りものやら。

……えーと。
派手な格好、留めたいのか推奨してんのかどっちなんでしょうか。(爆)

今日も今日とて、
父伯母と飲み会の手土産を買いに行こうとして、
適当に着替えて、
気に入らなくて色々変えた結果、
何か妙に派手な格好になったお陰でこの記事が仕上がっております。

ちなみに伯母は大体いつも全力で受け止めてくれます。
イスラム圏の正装で行った時もあんまりツッコまれなかったのには逆にびっくりしました。
父方の祖母が着道楽で派手目だった(らしい)ので、
まぁ慣れでありましょう。

幾つになっても着たいもの着ればいいじゃない。
2017-04-15 : 日々雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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問わず語られ同時性


人間関係において、
何というか、一定のパターンが幾つかあるよなぁ、と思います。
何でしょう、
同じような状況の友人が二人いたら、
多分、同じようなタイミングでまるで同じような事を言うだろうな、みたいな。

状況が同じだけでまるで違う友人たちが、
何だか同じことを言いだすので、
私も同じように返すことになります。


さて。
ここしばらくちょいと続いたのは、
「付き合い長い割にあんまり君のこと知らないわ」
的な話でした。

別に隠すつもりもないですが、
聞かれないのに話すことはないと思ったまんま長く付き合ってる友人たちです。

友人に限らない話ですが、
とにかく何だか色んな話をされる側で、
(初対面で語られるとかもザラだし)
その話にカウンター入れながら話してるうちに、
スルーしたまんま行けてしまうっていう。

あと多分、
私の持ってる「小ネタ」が他の人から聞いたら決して小さくないネタだったりして、
膨らんじゃうってのもあるかもですが。

何回か書いてますが、
お互いのバックボーンとかって知らなくても構わない派なので、
逆にわざわざ知らせるつもりが湧かないだけです。

共通の話題が無くても、
仲良くなる時は仲良くなるもの。

名前を知らなくたって友情は成立する、というのが、
ある種私の人生の中で結構重きを置いているテーマかもしれません。

物事の結果の積み重ねが過程と呼ばれるように、
積み重なった最新版が現在の自分であって、
過去の時点での「最新版」は別に知られてなくてもいいかなーみたいな。

言葉にすると難しいのですが、何かそんな感じ。
過去と現在を並べられても肩を落とさずに済むようには心がけてますが。
苦労自慢をする老害にはなりたくないものです。
2017-04-10 : 日々雑記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

かざみ

Author:かざみ
つれづれなる海月のような生き方を目指しております。

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