アリス論


アリスについての駄文である。
多分長くなる。暑いから。
暇な人でアリスという単語にときめく人向け。

一応畳む。


さて、アリスという単語にときめく人といえば、
基本的にはロリータ系が好きとかあるいは耽美が好きとか、
そういう趣味嗜好の人が多いと思う。

では何故アリスなのか。
という事を延々考えてみたわけだ。
ロリータやグロテスクや色々な味付けをされる永遠の少女は、
何故「アリス」なのか。

で、まず、「名前がある」というポイントで考える。
昔からのお姫様は基本的に固有名詞が無い。
えらい漠然としている。
おとぎ話の「王子様」が漠然としているのと同じレベルだと思う。
キャラ造形にしても似たようなものだから、
なんかもう西洋のおとぎ話の宿命かもしれぬ。
一神教だから余計かもしれぬ。

で、そこから発生して、「個性」を考える。
例えば、眠り姫にしてもシンデレラにしても白雪姫にしても、
はっきり言って台詞が無くてもいい程度のキャラではないか。
あるいは、入れ替えても物語が成立するのではないか。
とか思う。
そこへ行くと、アリスは実にキャラが濃い。
好奇心は旺盛だし独り言は多いし、
賢いのか馬鹿なのか解らんし、
気は強いけど泣くし、と続く。
実に人間的だ。リアルともいう。
不機嫌な顔の絵がやたら多かったりもする。
ロリータのアイコンたる所以は、多分この辺ではないかと思われる。
ついでに言うと、
アリスは馬鹿な事をやっても反省するところが私は好きだ。
その辺はやっぱり、実際の「お話」だったからなのだろうなぁ。

ロリータのアイコンという所から、服装で考える。
前述の、眠り姫とシンデレラと白雪姫とアリスを並べた時、
一瞬で伝わる違いは何といってもスカート丈だろう。
次いで、エプロン。
実際に着られる丈のスカート丈、
そして、服を汚さないために=活発な子供か働く子供、
いわゆる貞淑なお姫様とは違う造形がある。
実現可能なのが目で解るというか。
実際私は黒のアリス服を持っているし、見た事ある人も多い。
エプロンと付け襟を取ってしまえば、意外に普通に近いワンピースだ。

で、方向ががらりと変わって、「付随するもの」を考える。
白雪姫であれば魔法の鏡と毒林檎、
シンデレラであればガラスの靴、
眠り姫であれば糸錘、
辺りだろうか。
大変にアイテム数が少ない。
ところがどっこいアリスとなれば、
猫に芋虫にトランプに豚に魚にドードーに、
ケーキにガラスの小瓶にチェスに、
と並べ立てるときりが無い。
過剰な程のモチーフの集積だ。
この「モチーフの集積」というのは、耽美やロリータと相性がいい。
アイテム数を減らしてアリスの物語を展開したら、
なんか味気ないというかつまらないと思う。

でもやっぱり最高の理由は、
「実在の女の子をモデルにした話」だからだと思う。
現実的に展開できるという意味においては、
アリスよりシンデレラの方がまだ向いているくらいなのに、
その身近さというか親しみやすさでは断然あの不条理世界の方が上だ。
アリス・リデルは成長してしまったけれど、
ドジソン先生が大好きな「アリス」は永遠に成長しないという、
この執着心はロリータにもロリータ・コンプレックスにも、
人形愛や古物趣味にも通じると思う。

こんだけ並べ立てれば、何となく自分で納得した気がするので終わる。
嗚呼、永遠なれ我らがアリス。

尚、考察の結果、
次点は赤ずきん。

スポンサーサイト

2011-06-23 : 散思考 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

かざみ

Author:かざみ
つれづれなる海月のような生き方を目指しております。

thanks10000hit!(10/10/'16)
把握出来る数字を飛び越えました!

FC2カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

< 2017年06月 >
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

QRコード

QRコード