わたしのための


どうしようもない時、というのはある。
私は自分が哀しかったり怒りを覚えた時、
それを消そうという発想があまり湧かない。
ただ一人で、その感情の味を転がすように味わう。

勿論、それには色んな条件が必要で、
一人きりであるとか、
音楽があるかないかとか、
色々の積み重ねだ。

自分の感情を味わって解析する時に、
何処かの店に入るのが割と好きだ。

例えば、私は疲れてキレかけている時によくアクセサリーを衝動買いする。

一人でひたすら沈んでいきたい時に、
ゆっくりと、不必要に時間を掛けて飲み物を飲むのもとてもいい。

どうしようもない時に、
誰かへのプレゼントを探したりもする。

好きな店はそれぞれに沢山あって、
例えば食べ飲み関係でも、
「一人で行きたい店」
「誰か(ある程度の分類に分けられる)と行きたい店」
「とにかく色んな人を連れて行きたい店」
なんかに分かれるし、
買い物にしても、
「アレを買うには必ずあの店でなければいけない」
とか
「プレゼント決まらないけど、取り敢えずあの店行けば決まる」
とか
そういう安定感のある店がある。

勿論それらの店は永遠ではないので、
時には閉店の恐怖を味わったりもする。
けれど大体の場合、その店たちは私を待っていてくれる。

何かを買ったりするかはともかく、
そこへ辿りついた時、
とてもとても、安心する。

家に帰ってきた感じとはまた違うのだが、
支えてもらえるような感じ。
遠足の後、学校に着いた感じに近いかもしれない。
見知った、既知のちょっとつまらない感じを含みながらも落ち着く感じ。

そんな事を信じている訳ではないのだけれど、
ああ、わたしのためにこの店は空いていたのだと、
そんなような気分になる。

一人で出歩く私の、
ちょっとした止まり木のように、
色んなところに存在する、
私の好きな店たち。

あちこちにぱたぱた行き来する私は、
なんとなく、ハチドリか蝶のようだ。

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2011-11-06 : 散思考 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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