地下鉄雑想


ワンマン運転の地下鉄、最後尾。

読んでいる小説から目を上げて、遠ざかり曲がり見えなくなり続ける来た道を見る。
行く先が見えないより遥かに、来た道が見えない方が不安を煽るように感じる。

速度に、タイミングに合わせて、律儀に動く計器、表示達が、健気で泣きそうになる。
悲しさでも憐れみでもない何か。
無機物だけに支えられた感情。


電車が止まろうとする。
計器はまた、静かに下がっていく。
電車が止まりきり、私は電車を降りる。
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2015-10-19 : ひとりがたり : コメント : 0 : トラックバック : 0
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かざみ

Author:かざみ
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